最高の信頼
人は人を信じると言う。これはどういう時に言えるかと言うと、裏切ることができる場合にそれでもそれをしない時に、確かめられると思う。
わかりやすい例を言うと、AさんとBさんがいたとしよう。AさんとBさんは付き合っている。この場合、両方とも浮気という形で裏切りらしき行為をすることができる。しかし、それをしない場合、信頼関係が確かめられる。
しかしここでAさんが裏切ったとしよう。それでもAさんはBさんに「信じて」という。実態とは違う虚像を信じろ、と。
虚像を信じろ、というのは最高の形の信頼なのかもしれない。なぜならば、実態を確かめずに信じるということは疑うことをしないということだから。
僕はこういうことをしようとは思わないけど、こういうことをする人を最近耳に挟んで、普通の信頼以上の信頼を求めているのかなあと思った。その先にはなにがあるのだろう。虚像を信じ、それを進めていくとそれはあまりにも現実離れだと。夢の世界じゃないか。
やっぱりみんなどこかで現実から逃げたいのかね。現実は辛いことばっかりだからね。